はせろぐ

コンサルタントの余暇を綴るログ

鎌倉を歩く

前回の更新から一瞬にして10日が経過してしまった。年明けからトップギアじゃあないと回らない急ぎの案件で、連日3時、4時帰り(午前である)が続き、更新に時間を回す=死を意味していた。

そんな状況もひと段落したタイミングで、大学の友人たちと飲む機会があった。友人夫婦は、藤沢に住んでおり、旧知の仲で鎌倉散策をしたあと、二人の家で宅飲みと洒落こんだ。

カメラを持っていったものの、やはり人と歩くとなるとじっくり撮影することも出来ず、撮れ高は多くはなかった。


f:id:hasebot:20160120220857j:image
いい大人が手ぶらで訪問してはいけない。酒屋によって酒を調達。ついでとかこつけて昼から立ち飲みする始末であった。そもそも鎌倉に着いてすらいない。

f:id:hasebot:20160120221004j:image
鎌倉についてからは、ビールを片手に散策である。神奈川のビールと言えばサンクトガーレンが有名だが、鎌倉ビールはあまり口に合わなかった。


f:id:hasebot:20160120221445j:image

f:id:hasebot:20160120221512j:image

リーズナブルで、洒落た感じの陶器屋に入った。この日は、酒器を購入。
普段、食器を買うことは全くない。平日に家で自炊をする時間は全くと言っていいほどなく、週末といえば、平日に飲めない分を取り返すかのごとく、予定を詰め込んでいる。
つまり、自宅でゆっくり飲んだり食べたりすることなんて全然なく、しかるに、食器なんて買うことはないのだ。

一方、同伴者たちは全員世帯持ちで、こうした食器の購入でさえ、私のように流れに合わせた気まぐれ購入ではなく、日常を充実させることに確かに直結しているのだ。
何を言いたいかというと、自分はこんな摩耗的な生活を続けていて、果たして良いのかという逡巡、これが単なる食器購入のひと時に訪れたのだ。相対化とは、かくも重要である。

f:id:hasebot:20160120222717j:image

遅めの初詣を済ませ、酒を片手にノロノロと徘徊していたら、あっとう言う間に日暮れである。

夜は、大学当時から何一つ変わらないようにふけていった。当時と同じ程度に下らないことで笑い、大分使い古された話題で笑い、十年も経って確実に変わったことがあるはずなのに、当時から何も変わってないかのように、夜はふけていった。

相変わらずの奴らの生活の変化をやんわりと感じて、自分の生活を緩く相対化出来たような日だった。

(こうして、月一撮影更新ノルマをこなしたのであった、このように少ない写真数を文章で水増ししてお茶を濁しつつ)